2018-06-19 第196回国会 参議院 外交防衛委員会 第20号
中城湾港泡瀬地区公有水面埋立事業における海草藻場の移植はどのような経緯で行われ、どのような結果でしたか。
中城湾港泡瀬地区公有水面埋立事業における海草藻場の移植はどのような経緯で行われ、どのような結果でしたか。
中城湾港泡瀬地区の公有水面埋立事業の実施に際しては、環境影響評価書において、埋立てにより消失する藻場のうち、主要なものをできる限り移植し、藻場生態系の保全に努めることとしております。そこで、同評価書に従い、平成十四年十二月から平成十五年一月までに環境保全措置として手植え法で藻場の移植を実施した上で、平成十八年十月より埋立事業の土砂投入を開始しています。
つまり、私たち、私が議論してきているこの移植問題というのは、まさに泡瀬における実際の移植ということを踏まえて、そのことを含めてこれをやるべきだと、こういうふうに提案をされて、そして書いたものです。 同じく、有識者研究会の最終報告には、「中城湾港(泡瀬地区)公有水面埋立事業においては、これまで、海草の移植を中心として、移植に係る実験や技術的な検討が行われ、一定の成果を上げている。」
これは、沖縄の中城湾港公有水面埋立事業の場合に泡瀬干潟の保存をどうするかという、その影響評価の枠組みについての研究論文の中で、環境影響評価における記述例は、「その記述内容は、ほとんどが「工事中において、新たに貴重な動植物が確認された場合は、専門家の意見を聴取した上で、適切な措置を講じること」」となっているわけですね。
それから、普天間基地のほんの数%に当たるようなところですけれども、今、ライカムという場所は、泡瀬ゴルフ場ですが、返還をされて、そこにイオンがモールを造って、それだけで三千人の雇用が実現しています。関連も含めると六千人という話が出ています。こういうごく一部が返還をされてこれだけの経済波及効果を持ってきているというところからしても、更にその返還効果というのは大きいものではないかと思っています。
これは、キャンプ・キンザーや今度の泡瀬のゴルフ場と違って、普天間の再開発というのは普通じゃないよということをよく御認識した上で絵を描かなきゃいけない。滑走路の上に建物は建てませんよ、全部取らないと。そういうことを全部認識しなきゃなりませんよと、よく普天間を表現するときには話をするんです。 今回の辺野古の一千八百メートル、滑走路の幅は千二百の六百ですね。(発言する者あり)幅三十メートル。
また、同じ中部地域、沖縄市では、東部海浜開発といって、泡瀬の埋め立てが行われ、ビーチなどができる、いわゆる新しい開発がどんどん進んでおりますし、沖縄市のすぐ近く、北中城村、これは米軍のゴルフ場でありましたライカムゴルフ場というところでございますが、広大な土地が戻ってまいりました。そこに巨大ショッピングモールが四月にオープンする予定でございます。
○島尻安伊子君 大臣、そこでお聞きをしたいんですけれども、既に返還されたキャンプ桑江の北側の地区、それから泡瀬ゴルフ場において今後土壌汚染や不発弾が発見された場合、その土地の区域の全部について駐留軍起因のいかんを問わず支障除去を行うということでよろしいでしょうか。
○国務大臣(田中直紀君) キャンプ桑江北側及び泡瀬ゴルフ場で今後土地汚染等が発見された場合の対応についての御質問ですが、キャンプ桑江北側については、米軍に対して行った土地使用履歴に係る資料調査等を踏まえて土壌汚染等の調査及び除去等を行い、土地を所有者へ引き渡しております。
また、平成二十二年七月に返還されたキャンプ瑞慶覧の泡瀬ゴルフ場におきましては、建物や工作物の除去に伴い、崖地を除きほぼ全域について不発弾調査を行っており、これは返還面積の約八〇%というふうになっております。
ただ、そのために、その後の泡瀬ゴルフ場については磁気探査を全域にわたって調査をいたしまして、それについては、結果的には多くのものが見つかり、また調査期間は先生御存じのとおり三カ月かかりまして、汚染の除去にも四カ月近くの日数がかかっております。
ただ、私は、この泡瀬の埋立てはしっかりとやって早く終わらせて活用すべきだと。特に中部は、沖縄本島の中部は基地がかなりの巨大な空間占めていますから、新しい空間、絶対必要だというのが私の論なんですけれども。
実は、私、泡瀬干潟の埋立事業の問題ではこの間度々質問をさせていただいていて、特にその災害対策についてなんですね。それで、委員会でも取り上げてやってきた埋立地の災害対策で、その埋立地が津波防災から見ると適地ではないんじゃないかと。そして、計画は埋立地と陸地とをつなぐ橋が一本と。災害時は相当な混雑になって機能しなくなるし、屋上に人が殺到するということなんかも含めて防災上の問題がいろいろあると。
それで、ちょっと二問目はこの次にまたやらせていただくことにして、次、泡瀬干潟の問題について質問をさせていただきます。 前回に続いてなんですけれども、それで今資料をお配りさせていただいていると思うんですけれども、これはラムサール条約の実施に関する我が国の報告書案の一部です。
御指摘の記述についてですけれども、この報告書案におきまして、ラムサール条約湿地に登録されていない国際的に重要な湿地の状況に関する問いに対するもので、生態学的特徴の部分的な喪失が懸念されている事例として泡瀬干潟に言及しているものでございます。
○紙智子君 今お話しいただいたわけですけれども、この泡瀬というのは沖縄本島の中でも大規模な干潟なわけです。多くの絶滅危惧種が生息していて、シギとかチドリ類などの渡り鳥の飛来地として非常に重要な湿地だということです。生物多様性の宝庫というふうに言われているわけです。 それで、もう一点お聞きしたいんですけれども、全国百七十二の潜在候補地の中で現在埋立工事が行われている例は泡瀬だけですよね。
それで、泡瀬干潟の埋立問題について、これは川端担当大臣にお聞きします。 国は、十月十四日に工事を二年ぶりに再開をして、本日二十八日から本格工事のしゅんせつ土砂の空気圧送船による埋立地への投げ捨てを始めました。これ本当に許されない事態に踏み切ったということで、私は強く抗議をしたいというふうに思います。
泡瀬事業のように膨大な公費で新たに埋立地を造成するのは無謀ですらあると。泡瀬埋立ては出島方式で、陸地とつなぐ橋は一本であり、避難の際は車が詰まり、防災上、役に立たない。県は人工島内の避難所をホテルの三棟の屋上とするけれども、屋上に至る階段や建物の入口に人が殺到する可能性を考えていない。巨大な防潮堤、防波堤を造ることになれば更にコストが掛かると。
○国務大臣(川端達夫君) 泡瀬地区の埋立事業については、いわゆる中央防災会議で東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会の報告書が出ました。その中で、二つに分けて、一つは頻度の高い津波、二つ目が最大クラスの津波、この二つのレベルを想定しているということでございまして、これに沿って泡瀬に関しては沖縄県が防災対策を検討してまいりました。
○亀井亜紀子君 いろいろな環境モニタリング調査、私、公共事業チェック議連というのにも入っているんですけれども、それぞれの役所の公共事業、干拓事業で農水省であったり国交省のダムであったり、沖縄、泡瀬干潟であったら内閣府ですけれども、いろいろな役所が公共事業を行っていて、その環境影響調査というのがそれぞれの省の下にあったりするもので、環境省に聞くと、環境省、いつも一歩引いているというか余りデータを持っておられない
最近返って、米兵が使っていた泡瀬のゴルフ場ですか、あそこは大きなショッピングセンターが北中城村というところにできるんですが、駐車場を二千台分そろえた巨大なショッピングセンターができて、地元の人が二千人ぐらい雇用されると伺っておりますけれども、こういった波及効果があるわけでございます。
もう既に傾向が、右肩上がりに上がっていって平成三十年には、今五百万を超えたところが八百万、八百五十万になるというこんな過大な予測に基づいて、そしてこの泡瀬干潟の埋め立てによって、沖縄市は、かた目の計画の中で、三十年間で六十七億円の赤字が出る、この六十七億円は大したことがない、こういうような需要予測を出しているんですよ。 こんなものが何でかた目なのか。
泡瀬ゴルフ場跡地も普天間飛行場も、小禄金城も天久新都心も、みんな地主の協力なしにはできないようなまちづくりなんです。 駐留軍用地問題についてはこれだけにとどめまして、もう一問用意してまいりました。泡瀬干潟の問題です。 これは、二回の裁判にわたって、需要予測はかた目にしなさいという判決がおりております。
今会期中、本委員会に参考送付されました陳情書及び意見書は、お手元に配付いたしておりますとおり、泡瀬干潟埋立事業再開に関する陳情書一件、沖縄振興一括交付金(仮称)創設に関する意見書一件であります。 ————◇—————
さく、倉庫等の移設、東京都多摩サービス補助施設の境界さく、門、倉庫等の移設、神奈川県綾瀬市厚木海軍飛行場の境界さく等の移設、同相模原市相模原住宅地区の境界さく、門等の移設、長崎県赤崎貯油施設の境界さく、門、倉庫等の移設、沖縄県金武町ブルー・ビーチ訓練場の進入路の移設、キャンプ・コートニーのボイラー室、燃料タンク等の移設、嘉手納弾薬庫地区及び嘉手納飛行場の家族住宅、保安さく等の移設、キャンプ瑞慶覧の泡瀬
○枝野国務大臣 今、一部は御指摘をいただきましたが、沖縄市が策定した泡瀬干潟土地利用の見直し計画においては、干潟の消失面積が従来の案の一八%から二%へと減少する、それからクビレミドロの生息地が埋立地から外れるなど、従前の計画と比べて環境への負荷が軽減されることになると考えております。
やはり泡瀬干潟にも、これまでの沖縄の開発にも、開発によって失われた多くの貴重な環境がある。それについてまともに政府も向き合ってこなかった。これが今の泡瀬干潟の開発にもつながっている。私は、直ちにやめるべきだと思います。 きょうは時間がありませんので、次に、下地島空港の軍事・災害拠点について聞きます。
そこで、泡瀬干潟の問題であります。 政府が現在出している埋立地用途変更承認申請書によりますと、干潟については、今後の工事による直接的な改変がほとんどないとしています。 前原前大臣はたった二%しか影響はないと言っておりますが、干潟の浄化機能というのは、干潟だけで成り立つものではなくて、それに続く浅い海域、海草藻場と一体であります。
○国務大臣(枝野幸男君) 泡瀬地区の埋立事業については、昨年七月に沖縄市が策定した土地利用計画を踏まえて国として埋立承認の変更申請を行ったところでございますが、今御指摘のような、特に今回の東日本大震災を踏まえて、津波やあるいは地震による液状化等の問題に対しての万全の措置については、今後、沖縄県における地域防災計画の見直し動向等を踏まえつつ、沖縄県、沖縄市と連携して適切に対応してまいりたいと考えております
○紙智子君 この泡瀬干潟は、環境省が昨年の九月に、ラムサール条約登録湿地の条件を満たしている湿地であるということでこれ候補地に選定した干潟ですよね。
今日は私は、沖縄の泡瀬干潟の埋立問題について、これ枝野沖縄担当大臣に対してお聞きしたいと思います。 政府として、先月の四月二十六日に沖縄の泡瀬の埋立事業の計画変更を沖縄県に対して申請をしました。
○政府参考人(鈴木正規君) 泡瀬の事業につきましては、沖縄県が環境面から審査を行いまして、知事意見によって事後調査を含む必要な環境保全措置の実施を求めているということで承知しております。
具体的な例といたしまして、例えば、私は泡瀬干潟のことを思い出しました。泡瀬干潟に関して地元でも反対運動がある一方、やはり地元で公共事業が欲しいということで計画の推進を訴える人たちもいるわけですけれども、仮にこの地域のNPOが、じゃ、沖縄市に対して地域連携保全活動計画の案を提案したとして、それに対して市が無回答ということがあり得るんじゃないかと思ったんですけれども、どのような御見解でしょうか。
○笠井委員 いろいろ説明ありましたけれども、県中部にあった米軍泡瀬ゴルフ場四十七ヘクタール、これの返還、移設ということを理由にして、そして面積は、そのゴルフ場も合わせて、三・六倍の百七十ヘクタールに拡大されたわけですよ。 そればかりじゃなくて、クラブハウスとかレストラン、カジノバーまで新設をされて、そして米軍関係者は、これを二十五ドルか三十五ドルで利用できる、二千五百円、三千円。
なお、これにより、米軍泡瀬ゴルフ場は、本年七月に返還をなされました。 この中身については、民有地が四十・八ヘクタール、公有地が六ヘクタールということであります。 なおまた、このタイヨークラブの面積その他について申し上げますが、全体面積は百七十・七ヘクタール。
第二東京弁護士会から出ております意見で、これは要綱案に対する意見ですけれども、具体的な事件の名前も挙がっているので御紹介させていただくと、「小田急線鉄道施設変更工事合格処分差止請求事件、新石垣空港建設事業違法公金支出金返還等請求事件、泡瀬干潟埋め立て事業住民訴訟等、環境影響評価法施行後も、事業反対を訴える住民運動や事業の許認可の効力を争う訴訟等は後を絶たない。」と。